労働審判

東京地裁に行って来た10〜終劇

二週間後の二回目の審判まで、訴えを起こした知人は、また不安で落ち込む日々を過ごしたようです。 何度も電話やメールがありましたが、申し訳ないけれど、私も新しい職場で業務に追われ、仕事に慣れるので精一杯で、不安を解消して悩みを共有するまでの余裕…

東京地裁に行って来た9〜手弁当

訴えられた元職場の社長、取締役とその弁護士さんは廊下で少し打ち合わせをし、私が窓から東京タワーなどを眺めているうちに帰って行きました。 第二回目の審判の日取りが二週間後に決まりました。 次回に向けての打ち合わせの日程を、知人と弁護士さん達が…

東京地裁に行って来た8〜不当解雇と地位復帰

いよいよ、こちら側メンバーが呼ばれました。 先ほどのテーブルの、今度は真ん中に、審判員(裁判官と民間の知識人)3人と向かい合って座りました。 「さて、先に確認しておきますが、こういう事(不当解雇と裁判=労働審判)が起こってしまったので、元の…

東京地裁に行って来た7〜勝敗の行方

陳述(事実確認)が終わったのは正午過ぎだったでしょうか。 「出された意見などを元に、審判員3人で今後の方針を決めますので、皆さん、外で待っていていただけますか?」 と、全員また待合室へ。 審判が始まる前から象徴的だなぁと感じていたのは、申立人…

東京地裁に行って来た6〜裁判ではないので、言いたい放題?

今から思えば、裁判官(審判員)は、最初から結論を殆ど決めていらっしゃったかもしれません。 本当にさらりと(敢えて言えば形式的に)お互いの主張をおさらいし、その中から事実とそうでないものを本人の口から説明させて確認し、最終的に結論(判決、では…

東京地裁に行って来た5〜急ぎ足でやっつけよう

審判員さんからの事前説明の中に 「掴み合いのけんかなどはせずに…」 とありましたが、反対に 「これは争いですから、お互い失礼なことを言い合う場合があります。年齢がいった方には言いたくない言葉ですが、仕事のやり方を否定されたり、能力がないなどと…

東京地裁に行って来た4〜専門家に相談しよう

「裁判のススメ」とでも言いましょうか(笑) 今回、ほんの少しですが自分が関わるまで裁判って 「日常生活とは違う、ちょっと忌まわしいもの」 「なるべく関わりたくない鬼門」 というイメージがありました。ドラマや報道の印象もあるかもしれません。 でも…

東京地裁に行って来た3〜意見陳述は公的な記録ではなく

地裁の建物は霞ヶ関にあります。家裁なども一緒に入っています。高さは18階建て位だったと思います。 対面は警察庁、並びは法務省(美しい赤レンガの明治の建物)。 建物前には、「●●の問題を考える!」などのアジびら配りの人や、拡声器で抗議をしている…

東京地裁に行って来た2〜常識/非常識の壁

地裁での第一回の審判は、あくまで記録の残らない「話し合い」 これが3回有って、主張が決裂すると正式な「裁判」になります。 当日、朝から再度弁護士さんと打ち合わせ。 証人である私の陳述にも真っ向から反論をしてきたので、弁護士さんから事実確認され…

東京地裁に行って来た1〜不当解雇に立ち向かう

多忙な日々。 その大半の理由だったある事由。いよいよ本番のため東京地裁に行って来ました! 準備に時間を取られ、ちょいと嫌なことも有ったけど、自分の言動には自信が有るし、開き直ったら凄くワクワクしてきて、とても楽しめましたよ。 「裁判に関わるこ…