東京地裁に行って来た2〜常識/非常識の壁

地裁での第一回の審判は、あくまで記録の残らない「話し合い」
これが3回有って、主張が決裂すると正式な「裁判」になります。


当日、朝から再度弁護士さんと打ち合わせ。
証人である私の陳述にも真っ向から反論をしてきたので、弁護士さんから事実確認されました。
小さい会社の秘書総務経理だったので、そりゃかなりの部分のダークなネタを把握しています。弁護士さんに
「ああ、それは表に出して主張できない話題ですねぇ」
と笑われる位の、たいそうなネタまで。
とはいえ、私のはあくまで参考意見程度なので、特に細部までは必要ありませんでした。
退職の時に色々と集めた、あちらにとっては本当に致命的な証拠も持っているんだけどねぇ(黒笑)


陳述書で
「□□(私です)主張は全部嘘だ!名誉毀損だ!謝罪しろ!!」
と長文で主張し、いきまいていた取締役、当日会ったら
「あ、□□さんも来たんだ」とちょいびびり?
妙に和やかに、近況の話なんかしましたよ。
流石に、一番の腹黒(取締役にも、話していない事、嘘をついている事が沢山あると反論から判りました。だから取締役の主張が支離滅裂)の社長だけは憮然として、こちらと目を合わせません。


こちらの一団は待合室に入り、和気藹々とあちらの様子を話したり
「この裁判官(審判官)は●●●な人なんだよ、やりにくいかも…いやだなぁ!」
と冗談を飛ばす弁護士さん達と談笑しました。


「あっちの取締役さん、なんであんなにいい人なの?」
と、私と和やかに会話しているのにビックリして弁護士さんが聞きました。
「□□さんをうそつき呼ばわりして、あんなに言い立ててたのに」
「基本的にいいひとなんですよ。仕事も真面目だし。ただしすごく世間知らず。しかも文章を書いていると気分が昂ぶるみたいですね。自分のことじゃなくて、フィクションの世界を書いちゃったんじゃないですか?」


でも昨日はさすがに、殆ど眠れなかったという原告(正確には申立人)である同僚も、さっきまでひどく緊張していましたが、場に着くと落ち着いてきたと言ってました。