親戚や近所の大切さ

福島アンテナショップのお土産を、両実家に送りました。
そのついでに色々日常報告。


宮城の親戚は、元気でたくましく生きているようです。
被災していない近所の友人が毎日暖かい食事を運んでくれるそうです。
車が流されてすぐに手配したので納品され、足が確保できました。今は、車を注文しても納期が全く不明だそうです。
クロネコヤマトも、配送センターまでの物流が回復し、取りに行けば荷物も大丈夫だそうで、実家から早速必要な物を送りました。


今は私は何も出来ないけれど、死んだ従弟の事はずっと心の中で祈っています。
彼の為にも、私は日常をちゃんと楽しく暮らし、周りの人に風評に惑わせられないように根気良く声をかけていきます。
もう少し落ち着いたら、何らかの形で弔いをするつもりです。
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他の親戚から
「東京は大丈夫?水に放射能って怖い。水を送ろうか?」
と連絡がありました。
「いや〜、全っ然問題ないから!落ち着いて暮らしているよ」
と笑って説得。
他の親戚に話し、そっちからも、惑わされないように話してくれる事になってます。
その時に色々話しました。
放射能は自然で毎日浴びてる事などって、今まで知らなかったけど勉強して、理解したら落ち着きますよね〜」
「がん検診も受けたから、今年でも合計3〜4回は放射線を浴びているね」
「知り合いの親御さん、原爆で被ばくしたんだけど、80歳すぎて、まだピンピン元気にしてるよ〜」
「被災や被ばくだけじゃなくて、いつ何があってもおかしくないもの」
「人は必ずいつかは死ぬんだから、毎日をちゃんと生きていかないとね」
「周りに、東京にお子さんがいるって方が何人もいるけど、『大丈夫、惑わされないでいこう』って声かけてるよ」


もし、私がデマに惑わされ、食品や水などを買い占めて送って欲しいと言っていたら、親戚もまた惑わされていたことでしょう。
その周りの人も、そんな親戚を見て、また不安になるでしょう。


いつも周りの人と誠実に付き合う。
ちょっとした日常の会話をする。
困っていたら助け、困ったら助けてもらう。


それが、お金で手に入れることの出来ない、何にも代え難い「生きる力」だと思います。