「ジャスミン」(辻原登)

ジャスミン

ジャスミン

ジャスミン

多分一年以上前?に読んだ本です。(近年、読書録をつけるのを怠けていて、自分でも何を読んだか忘れています…)
阪神淡路大震災のあった日。このフィクションの中にも、それに関連するシーンがでてきます。
今日はあの時の思い出をまざまざと思い出し、語り合った朝でした。


日本と中国、神戸と上海、日本人と中国人と華僑、父と息子の過去の秘密…
優しく美しい語り口とは裏腹な、様々なしかけが綿密に絡まりあう、ミステリー仕立ての恋愛ドラマ、もしくは、恋愛を含んだミステリー?歴史の要素もたっぷり??で、ジャンルの分類が難しい、福袋のようにお楽しみがたっぷりの小説でした。
中国好きの私は、殆ど題名だけで選んだのですが、大満足の読後感です。