「陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙」#2

なんだかさっそくですが、かなり酷評しますよ…
前の日記であんなに褒めたのにね↓
http://d.hatena.ne.jp/akirayucha/20070726/p1


第1回は、江戸に落ちてくるまでのダイジェストで、フルスピードであらすじを見せてくれたとばかり思っていましたが、そのまんまの速度でした。
第2回もあらすじっぽい、早過ぎてメリハリも無い展開に正直ガッカリです。
横でチラ見していた夫も
「単なるあらすじ紹介だったね」


殺陣も、せっかくの広いスペースの長まわしでも、全然迫力が無いし効果音も安っぽいし、美しくない。
問題は役者の力量(練習&センスの不足?)と言うより、カメラワークと編集のセンスかなぁ。
主役の山本耕史他、せっかくカッコイイし実力もある役者揃いなのに、別に画面で見なくても原作を読めば済んじゃいますよ。


「いかに原作を


視覚的に見せて


魅せてくれるか」


がドラマ化の唯一無二の


目的なんだから!(激怒)


脚本もいまいちなのか、輪をかけて演出に力が入っていないのか、場面転換をナレーターの軽い一言で済ませていて甘すぎ。ナレ多すぎるドラマって、脚本の力不足を際立たせて見苦しいですよね。
例えば、敵を引っ掛けるためのにせ情報を広める瓦版配布の手口は面白いのに、それをナレーターに軽く言わせて終わりかい?!(怒)
1シーンを撮る手間とお金をケチったのでしょうか?なら、例えば空からその瓦版の紙をひらひらと落とすのを下からカメラで仰いだ数秒のシーンでも、もっと象徴的な他の物を使ってもいいのに…


とにかく物語りに緩急が無い。
登場人物の情緒をじっくり感じさせる「タメ」が全くなくて、深みも面白みもないですね。


取り敢えずあと数回は見て見ますが、11回もこの調子で続けるなら、見る意味はないな。