ヒミツの花園#10「100%かなわぬ恋」その1(追記しました♪)

akirayucha2007-03-16

一番最初の頃のほんわか、和やか、かわいいコメディムードで画面を見つめながら顔がニヤニヤとゆるみっぱなしでした。ラストシーン直前までは…(明るく楽しいツボネタ拾いは、別トピ立てますhttp://d.hatena.ne.jp/akirayucha/20070319


担当に復活し、仕事としても女としても、嬉しくてたまらない月山(釈由美子)の笑顔が、本当に輝いていて可愛かったですね〜♪加えて、
ラブラブ春モード全開(しかも、本当に自分で気づいてない??)の航にぃ(長男航・堺雅人)に、目を奪われてしまいました!
「うわー、堺さんが微笑んでいる(いや、いつもだけど)」
「おおっと、いつも冷静沈着な航にぃがスキップるんるんだ!」
男女が付き合う前の、一番気持ちも妄想(爆)も盛り上がる良い時期の感じがすごくフレッシュで可愛らしかった。べたべたしなくても、ほんの少しでも一緒にその場にいられるだけで幸せなの〜って感じ。


特に航にぃは、自分の人生の全ては陽くんを育てることと、父親の罪を償い、兄弟を守ることに捧げると15の年からずっと決心して生きてきた。恋もしないし自分の幸せを求めることを厳しく自分に禁じてきた。
恋を告げる以前のほんわかのままでいいと自分を言い聞かせ、それ以上気持ちをはみ出さないように抑えているのでしょう。
だから、月山の気持ちも、自分が月山にひかれているのはわかっていても、月山との恋は最初から諦めた。これからも仕事上の付き合いだけでいいと。
これがタイトルの「100%かなわぬ恋」本当の意味だと思います。
月山を智(要潤)がもらっちゃうよ!と言っても、自分の幸せを我慢してまで、一線を越えようとしない…
暗くなるまで川面を見つめる切ない顔に、胸が詰まりました。


父親の盗作の事実はまだ幼かった修、智に話していても、陽の父親がその盗作の相手だったことは最後まで本当は隠したかったのでしょう。無理を承知で…(もしくは、陽くんが20歳になったら話すつもりだったかも)
修が、それを隠していた航になぐりかかったのは、陽が血のつながりがないことを隠されていた時と同じ
「なぜ嘘までつくのか、もっと痛みも分け合って欲しかった」
という、憤りと同じですね。ヒミツ=嘘=うわべの関係…本当に大事でつながりが深ければ、尚更隠して欲しくなかった…
それを端で苦しそうに見ていた智は、自分の月山への恋心さえ犠牲にして家族を守りたい航の気持ちに気づいたのでしょうね。だから、航を責めなかった。航の苦労の一片が理解できた。それは、陽くんを守るために嘘を突き通してきた自分にもあてはまる気持ちだから…


美大生みすずの行為は「芸術至高主義」ですね。「航の絵が好き」というセリフにもあったように、航が好きというよりは、人の感情を無視してでも芸術は生み出されるべきだと思い込んでいる。
若くて未熟な芸術家のたまご。
実際には、航は細々ではあるけれども絵を描くことはやめてはいないし、今だって関係のある仕事をしている。芸術を学んでも、芸術で生きていける人はほんの一部です。才能を生かしつつ現実と折り合う航の姿を、まだ理解できないわけです。


かたい内容になっちゃったなぁ(苦笑)
田中ちゃんと亮子ちゃんのラブラブ復縁とか、ニヤニヤネタ、追記しましたよ〜ん!


最後の最後までヒミツが残っているのは、航にぃのこれからと、みなえさんと謎の男さんの関係ですね。


憎らしい(笑)美大生のみすずは、航にぃに拒絶されたために更なる行動に出そうなきがしますが…ただ、基本がほのぼの恋愛コメディなので、深刻な事件沙汰にはならないと思います。
陽くんが家出しちゃったのを知って、バイク便(彼氏)に諫められてあっさり改心したり?
もしくは、すっかりたくましい職業婦人になって、母とも姉とも慕われている月山が、がっつり説教してあげるとか?


うちのムスメに聞いたら、一番好きな登場人物は亮子ちゃんだそうです!やっぱり子どもが見ても楽しくて魅力的みたい。
本当に、コメディエンヌの才能がすごく発揮されて、主役の釈由美子を食っちゃう勢いでした。真矢みきの代表作になりそうですね。
亮子ちゃん、職場のお付き合いのお見合い、持ち上げられたしもう自棄だし、真っ赤っかな振袖は大胆です。
しかも自らの宣言どおり、凄く似合ってるんだよ〜!とても同世代の40代には見えません!!
田中ちゃんがいきなりお見合い場所に登場!(いえ、「駒場エミナース」ってちゃんと場所を伝えているから、もうそりゃ行くしかないでしょ)
ふすまをあけて、いっきに亮子ちゃんをかっさらって行く時の、亮子ちゃんの挙動不審さがまた可愛かったですね。
良い歳した2人の、酸いも甘いも「踏み越えた」デレデレぶりに当てられちゃう〜。亮子ちゃんのほやっとした甘えた顔が、最高でした♪紫の耳あてらぶい。


<ツボネタ>別トピ立てます。http://d.hatena.ne.jp/akirayucha/20070319