慇懃無礼と明るすぎる営業

ある会社の営業担当者(20代半ば)は、明るすぎて馴れ馴れしすぎて、敬語を知らない、ちょっとうるさい「バカ(=若)者」である。


仕事が決まった後(弊社が発注して支払いをした後)も、フォローの電話が1日2回くらいかかってくる。


何を話しても返事は明るすぎる「ありがとうございます♪」
多分先輩か上司から伝授された「バカの一つ覚え」の技なのだろうが、ビジネス上で、別に礼を言われる文脈ではないのに何度も何度も繰り返し言われるのは、反対にバカにされているようで腹が立つ。


今日も朝一番、デスクの上に休み明けで至急処理したい書類を2−3件処理し始めたところに電話。
「現在(ネットで状況を確認できる)●●まで進行していますが、ご確認いただいておりますでしょうか?♪」
「ええ、随時処理をしています」
「ありがとうございます♪」
「…何に対して『ありがとう』なんでしょうか?別に礼を言われるような内容じゃないと思いますが?」
「あ、私の問いにお返事いただいたお礼です」


いらんわ!
んな時間有るなら、もっとビジネスの具体的会話を進めんかい!
(前回も営業に来て、えんえん2時間くらい喋って帰った)


「●●のうち、どれくらい■■レベルまで処理がお済みですか?」
「…それは今、お答えしなきゃならない内容なのでしょうか?すぐには答えられません、手元に資料が無いので」


引き出しを開けて、デスクからファイル選び出して、一つ一つ集計して報告する作業を、今からしろって事か?
休み明けで仕事が溜まった朝一番に?こっちが客なのに?


「いえ、その進行度合いに従って、また新しいご提案をさせていただけるので」
「つまり、データを提供しろと言うことですね?御社の情報の補完のための作業と認識してもよろしいのでしょうか?」


多分、ホカンは「保管」だと思ったかもしれないな。


「お忙しい所、本当に済みませんでした。また何かあればお電話下さい」
かなり私がいらついていたのには、気づいた模様。
「お忙しいところ」とフレーズに差し挟むのを5−6回していた。
いや、だからそれがウザイんだって。


毎日弊社社長宛にも、採用担当者にも、何だか新しい提案(って、結局セールスじゃん!)の電話がかかってくる。
二人とも忙しくて不在がちだから、私が全て窓口になるってわざわざ前もって言ってあるにもかかわらず。


社長も言っていたが、業界№2だかの実績が背景にあるようで、態度や発注条件はかなり強引な手口。
しかも、これはその担当個人の資質なのだろうが、とにかく会話の全てにハートか♪がついているような喋り方で、馴れ馴れしくて、自分の話すことは全て素晴らしく、皆が受け入れるはずと思い込み、はしゃぎまくっているような印象。


んー、早くこの仕事、終わらないかなぁ…