第一印象と言葉遣い

小さい会社で、総務経理庶務秘書デスクなんでもやっている。
時には企画を出したり、社長の愚痴相談にも乗るし、トイレ掃除までやる。


今回はまた、人材募集の窓口の話。


「人は見かけよらない」というのは、人は外見(第一印象)が大切である事実の裏返しの言葉である(似たような言葉に「ペンは剣より強し」がありますね。剣より弱いから敢えてその言葉を言わねばならない訳だ)。
様々な媒体で、様々な方法で応募してもらっているが、必ず直接電話で話して面接日を決めている。
電話口での応対で、その人の能力やモチベーション、社会人としての常識などが如実にわかるからである。

  • 年相応の敬語が使えるか。社会人として合格レベルか。
  • 目から鼻に抜けるタイプかどうか。
  • 小手先だけが器用なのか、誠実に勤めそうか。
  • バックレ(事前連絡なしで面接に来ない人も結構いるのだ、これが!)そうな気配があるか。


日本語の使い方にうるさい私の、事前口答試験の様相(笑)
実際は、全ての人に公平に面接までは来てもらって、現場の担当者(入社したらその人の上司になる人)とじっくり話してから合否が決まるのだが…


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採用条件に「要普通免許」での問い合わせ。
「免許を持っていないんですが大丈夫ですか?」
今は免許を持っていなくても、仕事をしながら自動車学校に行く事も可能だと説明したが、「そこまでやりたくないです」


「応募の動機は?」
「初心者でもいいと書いてあったので…」
嘘でもいいから、「業界に興味がある」とか、「新しい技術を習得したい」とか言えないものだろうか。


面接日時設定の電話をしたら、留守電。
メッセージを残したのだが、その後夜遅くに会社にその人から問い合わせの電話があった。
普通、会社の業務時間内(大抵10:00〜17:00とか…弊社の勤務時間も求人票に書いてあるし)に電話をよこすのが常識だろうと思うのだが。


…などなど、なんか困った人たちの例は、枚挙に暇が無いのである。