秋葉原

秋葉原に行くのに、家族そろって野暮ったいのは避けるべく(夫のAファッション風味は仕方ないとしても…いや、これでもかなりセンスは良くなって普通になりましたよ、結婚後は。)、お出かけ服+このあいだ始めた使い捨てコンタクト、それなりの美装で。
足元は、いくら走行距離が長いと分かっていても、5㎝ミュールなのが女の心意気!
男と歩くときは、かならず華奢な服と靴で!と「美人画法」でモヨたん(安野モヨコ=安野ヨメ)も言っているし。


人出と夏日に圧されつつ、オープンしたばかりのヨドバシに。
さすがに日本最大級の売り場、人出の割りにスペースに余裕があるところが良い。


PCはこの間新調したばかりだし、家電の買い替えの予定もなく、我ながら物欲も見学欲も思ったほどは高まらず、何となくぶらつく。
娘と玩具コーナーを見ていたとき、大きな体とリュックで、物も言わずに子供達を押しのけて通るヲタクたちに、軽く殺意を抱く。
そもそもあのリュック、電車の中でも人混みでも大変に迷惑なのだ。
背の低い私は、車内でリュックが顔の近くに来るので凶器になりうる。あれはヲタ達の他人への配慮の無さの象徴のような気がして、段々機嫌が悪くなってきた。
…そう言えば、朝から何故か新しいものをいつまでも下ろさず、ちょっとくたびれたリュックを背負っている夫にも、ちろちろと厭味をぶつけたばかりだった。
リュックはなるべくやめてって前から言っているのに、気にしていない風。
夏は背中が汗びっしょりだし、こんな背の高いデカイ男が、かさばるリュック背負っていたら人にぶつかる。一緒に歩くのがほんの少し恥ずかしい時も…
ま、それを我慢するがヲタ嫁の義務なんだけれど。


ヨドバシを出る頃は、気分的にはマイナス3点位だった機嫌の度合いも、次に目当てのメイドカフェに向かううちに、もっと下がってきた。
店の並びから離れたつまらない通りの上、えらく歩く。
店に到着すると長蛇の列、多分二時間待ち位…人気だ「メイリッシュ・カフェ」
並んでいる客層は、ほとんどAファッションぽくない、むしろオシャレ系の男・女のグループばかり。
よくよく聞くと、「るるぶ」にも紹介されている超有名店だったのだ。
そりゃ、混むわ。
しばらく並んでいたが、近所で夫が別のカフェ「コス・チャ」を見つけてきたので移動。


ケーキとコーヒーを頂いて、何とか一段落。
メイドさん達の衣装をチェックしつつ、和む。
超ミニスカートと見せパンツ、ガーターベルトやハイソックス、なかなか可愛らしいお嬢さんばかりだったのだが、
「いらっしゃいませ、お嬢様(対女性挨拶)」は聞かれず、何となく無愛想…?
まぁ、今が一番旬なスポットだし、連休だし、彼女らも疲れていたのかも…と推察しつつ、入り口あたりが混み合って来たので、早々に退出。
(後からダンナが調べたら、そこは「メイドカフェ」ではなく、「コスプレカフェ」だったらしい。違うのか?接客態度などか?奥が深ーい…近日中にリベンジだ!)


栄養補給で機嫌もすっかり直り、PC周りの小物を買って、アキバを後にしたのであった。
本当は、子供の頃から好きだった万世(うちの父は元祖「アキバ系」、ラジオ作り大好きオヤジだったので、よく連れて来られていた)で夕食…には早い時間だったのは残念。


その代わり、その足で夕食を摂るべく近所に自転車を走らせる。
一昨日出遅れて入れなかった回転すし屋で、思い切り敵を取って、満足満足。
「終わり良ければ全て良し」って事で。


「追記」
…家でくつろぎながら、なぜアキバで盛り上がらなかったかちょっと分かった気がした。
やっぱ、洋服や雑貨やオシャレスポット比率があまりに低かったからではなかろうか…
今日は特に、私の元ヲタ経験は役に立たなかったようですね。