深川江戸資料館と富岡八幡・深川不動

行き付けのBBSで話題になっていて、急に行きたくなった。前回は一人で行ったのだが(他人様に、自分の趣味を押し付けるのは申し訳無いので、大体一人で出かける事が多い)今回はダンナと娘も同行した。


これまた大好きな大江戸線(まず名前が好み♪そして駅名が古い町名を使っているので、色々な歴史小説・時代小説の一節を思い出す。しかも、とても早く目的地に着く。)で、新宿から一本で行けるようになってとても嬉しい。


現地には昼前に着いたのだが、空腹を抱えた3人は、お目当ての深川飯屋へ。資料館の真ん前と言う場所柄と知名度からか、昼近くには列も出来ていた(そもそも、店がとても小さいし)。
観光地値段で若干高いかなぁと思ったが、¥2000の「深川飯+浅蜊炊きこみご飯」の御膳を頼んだ。
いや、大変な美味!!
先日、江戸東京博物館の中のレストランで食べたものとは、正に雲泥の差。(あちらは量も少なかったからなぁ…)
香の物まで自家製と判る手のかかった料理人の味で、小鉢・デザート(葛きりY)もついていて、大変に満足した。やっぱりちょっと、お高いかなぁとは思うけど。
お土産品の試食もさせてくれて、これまた美味しかったので「浅蜊佃煮」「しいたけ浅蜊」を購入。


満を持して資料館へ。
入り口の階段に着くと、屋根の上の猫がちょうど鳴いて動いてくれた。じっと見ていても、これがなかなか動いてくれないのだ。
博物館などに連れていくと、まだ小学生の娘はいつも退屈してしまうのだが、体験型というか、展示物全てに見て触れて実感できるここは、大変楽しかったようだ。
米屋の搗き米装置と、江戸時代の5玉そろばんが一番気に入ったらしい。入り口で貰った子供向けの、クイズの書いてあるパンフレットを手に、「これは何だろう?」「これは今の道具で言うと何になるの?」と興味津々。
居室の中は、扉や家具の引出しまで開けられるので、いちいち中を確認しつつ、おこたにあたったり(室内装飾が冬・お正月バージョンになっていた)、お正月のお膳を眺めたり、鏡をのぞき込んだり、押入れの箱枕を取り出したり…。
ここぞとばかりに(笑)ダンナと娘に、江戸時代の生活習慣や物の名前を講釈する私。


たっぷり江戸の下町を堪能したところで、富岡八幡宮深川不動尊に初詣に行く。
さすがにそこまでの人出ではなく、ゆっくり散歩しながら、お参りをした。
富岡八幡の境内で、勇壮な太鼓の演奏を聞くことが出来た。お腹や腕やバッグが共鳴して小さく振動し、段々と奏者との間に一体感を生じて、軽い陶酔をおぼえた。親子3人で「やっぱり和太鼓は良いよねぇ。」と大満足。