モニョ(おだんご)

「後れ毛一本、頬に出さないで。せっかく非日常のフラメンコを見に来るお客さんに、生活臭を感じさせないように」
「額に前髪がかかっていたらイメージが暗くなるし、写真の顔色も悪く写る」
というのが、我らが先生のお言葉。
うん、なるほど!
勿論、上級者でソロなどを踊る人は別ですよ。


私がモニョ(フラメンコのおだんご)を結うのに使っている道具をご紹介しましょう。
どれも散々足を使って経験上で得た、かなりイイモノです。

  • 100円ショップのくしとカッチカチに固まるジェル

前髪を上に、もみ上げは後ろに流して、くし(ブラシではなく)にジェルを多めにつけて撫で付けます。(ジェルは、頭の前半分でOK)
舞台の最後まで、後れ毛が出てこないスグレモノ。
なまじ、コスメ関係の高価でおしゃれな整髪剤を使うより、効きます!

  • 黒ストッキングと黒毛糸

髪量が足りない時に、ネットの中に入れます。
大きいモニョの方が、色っぽいです。

  • 細い線のネット

毛先が飛び出さないように、線の細い目の細かいネットで一度まとめてから、目の粗い大き目のネットでまとめると良いそうです。
細かいネットは、チャコットかシルビアで売っています。数百円。チャコットだと、使い方も説明してくれます。
このネットは大きいので、ネットの一箇所をつまみ、シナモンロールのようにおだんごにまきつけながら、最後に根元のゴムに固定し、毛先を整えます。

  • 目の粗い、大き目のネット

フラメンコはバレエと違って、首から背中の方に、少し大きめの縦に細長いおだんごにします。
100円ショップのネットでは、少し小さいです。また、根元(ネットの外周部分)が分厚くて、ペイネタや花を差すのにちょっと苦労します。
大きいネットは、オカダヤの舞台メイク売り場で容量の大きいのが売っています。
髪の長さ・量に合わせて、サイズもいくつかあります。700円位。

  • Uピン

一方を折り曲げて√のような形にして、折った方を髪の中に差し込むと、はずれにくいです。
本番の舞台でも、ペイネタ(フラメンコの装飾用くし)や付け毛が外れた人を見たことがあります…
因みに、ペイネタや花の根元に黒いゴムを巻き(ペイネタでは、くし部分全体に回すように)にして、それにこの曲げたUピンを差すとがっちり固定できます。
私はペイネタやお花に、最初から一本、セットしてあります。

  • その他

ピン、ゴムは、多めに持って行きましょう

【参考になるサイト】
http://www.geocities.jp/studio_demi_plie/cosmetic/cosmetic_06.html