科学未来館

友の会ウィークなので、お台場の科学未来館(宇宙飛行士の毛利衛さんが館長のね)に先週に引き続き行って来ました。


今回は友の会限定イベントに2つも当選したので超ラッキー!だったのですが、やはり意外とキャンセル者がいるので、当日ぎりぎりでも空きがあれば結構な確率で参加できることが判明しました。


先週に行った時はそのキャンセル枠で、分子が鏡写しになっている(キラル=不斉合成)の観察やその他の香りの実験をやりました。
同じ分子でも人体に与える影響(その時はレモン系の香りなど)が全く違うんですね。他にも、シナモンとリモネンとミントでコーラの香りになるなど、子供達も大喜びの実験でした。
それで思い出しましたが、八角タミフルの成分も不斉合成ですね(だから八角を沢山食べても、インフルエンザには効かない)。


今日は午前中に「界面活性剤」の実験、午後には大学の研究室で開発中の医療福祉ロボットの試運転を体験。
しかも合間に、当日参加OKの「現役研究者のミニ講義」も二つも参加できて、凄く堪能しました。


界面活性剤の実験(ハンドクリームを作ろう)は、洗剤などの企業が全て実験道具を提供してくれ、身近な食品や化粧品などで、水・油・乳化剤の色々な形を観察しました。


大学で試作された「ご老人のための歩行補助の車」と「バーチャル外科手術」を実際にたっぷり触らせて貰い、質問攻めにしてきました。


合間に、大学や企業の現役研究者(ボランティア)の方々の研究内容を、少人数でカフェのようなテーブルを囲み、20分くらいで見せてもらいました。
「最先端の3D携帯の仕組み」と、「動物(ショウジョウバエ)にも錯視(錯覚)があること」と「ショウジョウバエの捕食行動に気分(好き嫌い)が影響すること(ドーパミンセロトニンの分泌量の個体差)」を目の前で見せてもらいました。
ドーパミンセロトニンは、今患っている鬱病にも関係するので、更に興味深かったです。


連休中、しかも企画展が3つもあって、館内超満員でした。我が家は友の会の家族会員なのですが、一般の親子連れも沢山!
「お化け屋敷で科学するの2回目」と、「美味しく食べるの科学」と、入場無料のかこさとし氏監修の「きみのみらい、みらいのきみ」と、本当にどれも素晴らしく心をひきつける展示の工夫がされていて、判りやすいのにインパクト大で面白い企画ばかりです。
本当に未来館のインターフェースは毎回凝っています。


職員の方と
「先日の事業仕分けで、予算に文句つけられて大変でしたね!」
「でも、館長の毛利がデータを沢山持って行って、ばりばり反論したので、一安心です」
などと会話もしました。
職員の方、ボランティアの方、出店企業の担当者など、スタッフがとても上品で丁寧でサービス質が高い上に、展示が素晴らしいので、リピーター率と収益率は高いと思います。


今回もお土産にミドリムシ(未来有望な栄養満点の食材♪)クッキーを買おうとしたら、完売でした。カフェで売っているミドリムシベーグル、ミドリムシソフトクリームも早々に売り切れていました!みんなミドリムシが好きなんだなぁ(笑)
お味はぜひご自分の下でどうぞ。私は美味しいと思います。