クヒオ大佐

やっと見てきました〜!


初めてバルト9に行きましたが、思ったより狭い感じでした。チケット売り場の上の挨拶舞台がカッコ良い!
メニューはヘルシーそうで、ビール&枝豆のおつまみが美味しそうだったけど、今回はコーヒーのみ。
階段のホールにスタッフみたいな人が大勢いたりして「なんだろう?」と思っていましたが、うろうろ散歩していたら「中山美穂さんへ」という花輪があったりして、舞台挨拶試写会があった模様。興味ないのでスルーしちゃったけど。今朝のTVでもエンタメ情報でも出ていましたね。
椅子はふかふかで体が沈みこむ割には背もたれが高くて体が合わず、首が痛くなっちゃいました。あの位の椅子の大きさの新しい映画館が多いですが、女性にはキツイんじゃないかな。


平日昼間だったので、そこまで混んでいなかったのですが、男女比は半々でした。年齢層もちょっと高め。
まあ、確かに若者向きの娯楽ムービーではないのですが、堺雅人目当ての女性が沢山のイメージだったので、男性が多かったのが印象的。
くすくすニヤニヤ、笑いっぱなしのコメディー映画ですが、ちょっぴり苦くてしょっぱい味付けでした。
ここからネタバレです。
しょっぱなから、「あれ?別の映画が始まった?」というようなエピソードも入っているのですが、最後にちゃんと理由が明かされます。


やっぱり軍服姿、似合ってますね〜!カッコイイ…(ちょい脚が短くてちょっとだけO脚なのも、愛らしい)
クヒオ大佐は性格も、女性に対して細かく細工できるくせに変なところが抜けていて可愛らしいし、何より女性と言う生き物を愛しているし、ちょっと滑稽で悲哀を滲ませている生活も相まって、魅力的というより目が離せない男として描かれています。何人もの女性が騙されてしまうのも判る気がする、という感じです。
騙す方も騙される方もその他の登場人物も悪人ではないけれど、「なんだかなぁ…」というヒトビトで、みんな憎めないんですね。
最後に明かされるクヒオの少年時代も、切ないです(涙)ああ、それで、学習机に図鑑なのか!部屋にバラが美しく飾って有ったのか、レストランで男の子を気遣ったのか…と。


弁当屋の社長の松雪泰子が、凄く良い感じでした。
キレイでまじめだけど、全然目立たなくて地味なアラサー(アラフォー?)、さすが女優はオーラを出したり引っ込めたりできるんだなぁ、とつくづく思いました。
多分アメリカ軍人ではないと判っていても、無理を承知で、スケジュールやお金も要求を呑んでしまう。
本当にクヒオを愛しているんですね。英会話を勉強したり、オススメのマンガ(沈黙の艦隊(笑))を熟読したり(しかもちゃんと重要部分に付箋を貼って)、その他にも涙ぐましい努力をしています。誰も彼女をバカにはできないです。


しかし、さすがに色っぽいベッドシーンがいくつかあったりして、ドキドキして最初画面を直視できなかったです。いや、もっとじっくり見ればよかったなぁ。
キスのシーン、チュッチュッと音がいやらしくて、この人(クヒオ…というか堺雅人)は本当はどういうキスをするんだろうなぁ…という思いで見てしまいました。
堺雅人の全裸(お尻)も見所(なのか?)。
あ、お尻はさすがにたっぷり見ましたよ。凄く筋肉質でもなく、モチロン脂肪が余ってもいなくて、腰周りとかお腹とか、観察させていただきました(笑)


パンフレットは…買いませんでした。なんとなく作品にそこまで思い入れも持たなかったので。前売り1500円はちょい高かったかも。