お台場でエイリアンとまみえる

お台場の科学未来館でエイリアン展を体験してきました。http://www.miraikan.jst.go.jp/j/sp/aliens/index.html


いやいや、期待以上の密度の濃い展示でした。
未来館の展示はいつも、レイアウトも秀逸だし、なにより双方向のしかけ(見る人が触ったり五感で楽しめる)が盛り沢山で、「見せる」意思がとても強いのです。
現在の最先端のテクノロジーを楽しく美しく明るく提示してくれる。
これで400円(友の会会員なので、入場料は無料で企画展も安い!)


でも、見る人は選ぶやや高度な内容が多い。反対に言えば、知的好奇心がバシバシ刺激されます。


今回も前半は古来のエイリアンのイメージを想起させるフィギュア(ぷにぷにのエイリアン人形とか色々)や写真などが多く、後半は「本物のエイリアンの存在を、色々な方向から考察する」展示。
TVで宣伝しているからチャラっぽい人々も多かった。あるカップルは
「前半だけ面白かったよね。後半訳わかんない」
と言っていたけど、若いお姉さんの二人組みは
「後半の考えさせられる内容、深くてある意味面白かったね」
それは「宇宙で知的生命体を探すこと」についてでしたが、
「地球の人類と、まったく別の生態系の生物の交流は難しいだろう」と言うことを、哲学的にも解説していました。


「そもそも知性ってなんだろう」
●会話をすること?イルカも狼も会話をして群れでコミュニケーションをとっている
●道具を使うこと?チンパンジーも道具を使う
●危険を避ける予想をすること?
などと考えると、「知的」の定義が難しいというのです。


エイリアンを求めることは、自らの存在を再認識することにもなりそうです。