風雲児たち(幕末編)(みなもと太郎著)10巻・11巻
- 作者: みなもと太郎
- 出版社/メーカー: リイド社
- 発売日: 2007/07/30
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- 作者: みなもと太郎
- 出版社/メーカー: リイド社
- 発売日: 2006/12/28
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近所に大きな本屋がないし、ネット(アマゾン)でばっかり本を買うようになったからか…
本屋に行くと、なかなか帰れないか、気づいたら何万円分も買ったりするから、なるべく踏み込まないようにしていたせいもある(本当の意味で、密林ですね)
…なんか、最近の巻の(特に)竜馬のあたりの話は、原稿の一部をちらほら別の本で見た気がするなぁ(笑)
ま、いいけど(そもそも、このあたりの事を書きたいが為に著者みなもと氏はこの作品を書き始め、ミイラ取りがミイラになってしまって、ん十年も書き続けているんだもんね)
ギャグマンガなのに毎回泣いちゃうんですが、一番泣けたのは「吉原遊女のおもと」が安政の大地震の火災に巻き込まれて死んだ場面です。
おもとちゃんが誰かは、
既刊を読むべし!!
夏休みの宿題に丁度宜しいでしょう。
このタイトルで想像できると思うけど、本当に風雲急を告げる時代に翻弄される人々、渦中へ飛び込む人々の日常とか家族や人間関係を描いていて、歴史上の(そして歴史に名前の出てこない周りの)人々が物凄く身近に感じられます。
「え、あの事件のあの人はこうなってここにつながるのか!」と休む間のない怒涛の展開で、一冊読むと疲労困憊。
風雲児たちの想いに同調しすぎてしまうようです。
本当に魂魄のこもった作品で、作者サイドはさぞや…と思うのですが、同人誌即売会などに気さくにいらっしゃるご本人はフツーに人のいいオジサマですよ。