「陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙」#1

NHK木曜(金曜からお引越ししました)時代劇の「居眠り磐音江戸双紙」(原作佐伯泰英さんは、多作ですよねぇ!)
http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/kagerou/


NHKお気にの山本耕史が、あの「新選組!」のまんまの演技で(あんまりあの人、芝居が変わらないよね)カッコよく立ち回ってます。
でもやっぱ、顔がイイよね〜♪


縁戚で義兄弟となる坂崎磐音(山本耕史)、親友の琴平(塩谷瞬)、慎之輔(柏原収史)と、3年間の江戸詰めを終え、藩政改革の夢を語りながら意気揚々と国許に帰ってきたあたりは
「おお、若者の青春時代劇かぁ♪」
とのんびり見ていたのですが、それから急転直下!なんでこんな事に…
と次から次への回転に息もつげずに見入ってしまいました。
第一回から盛り沢山の話の展開を、よくもまあ、1時間にうまくまとめたもんだと感心しました!
普通は江戸に出てくるまでの話しで、ドラマが一本作れちゃうくらいなのに、うまい台詞回しとキレの良い場面転換と殺陣に、ほれぼれしちゃいましたよ。
登場人物もしっかり紹介しているし、これからの期待もたっぷり描かれているし。


いつも私がTVや映画を見ていて気にかかるのは、中心となる脚本に芯が通っているかと、それを脇でかためる設定・小道具と演出です。
うん、凄くキッチリしていて、世界観ができていました。
髪型も、ガッチガチのかつらではなく、地毛を生かした自然な形で好感♪

最近NHK以外も各所で若い人向けの時代劇に取り組んだり、時代劇市場拡大に精力を注いでいますね。
東映の記事がありました↓
http://zentoei.sakura.ne.jp/wordpress/?p=141


一世代も二世代も上の時代劇ファンには、もしかして形式美や非日常的な殺陣のある、昔ながらの時代劇でないとイカン!という向きもあるかもしれません。私も、そういう時代劇も大好きです(なんせ、大川橋蔵ファンですし)。
でも、人間ドラマを描いた昨今の時代劇も、かなり好きです(NHK「新選組!」にいかに私が傾倒したかはご存知の方はご存知(笑))