27歳の夏休み(TBS)

結構面白かったです。
ま、録画して残すほどではなかったけど…
何しろ、キワモノ二枚目のタニショーこと谷原章介を真中に持ってきたのが、大成功でしょう!!


彼は、一昔前なら絶対正統派二枚目の立ち位置のはずなんだけど、敢えてズレた天然っぽい役をやっているよね、きっと。
「ごくせん」でも、本当に周囲の主婦友達は「キモい!」って言っていたもんなぁ…あんなに二枚目なのに。
横で見ていたダンナが、彼のソフトな声で女性に思わせぶりを言う台詞を聞いていわく、
「背中がゾゾっとした」
そうそう、このキモさと二枚目過ぎるすべてのパーツ(顔も体も声も話し方も、瞳が茶色がかっているところまで)のアンバランスさが、彼の魅力なのよ〜ん♪


新婚家庭に、昔の同級生が集まって「プチ同窓会」。
ところが、学生時代のみんなの憧れの君(もう、このへんの設定が古臭くて笑えるんだけど、妙に浮っついていないのは、原作と脚本と、あと小道具などがしっかりしていたからだと思う)をめぐって、あちこちで恋の鞘当が始まる。
でも、全然暗くなくて、さっぱり明るいコメディでテンポも良い。登場する女の子達は結構弱みを見せていて、なかなか共感…とまではいかなくても、好感持てた。
ただ、どうみてもみんな27歳には見えなかったのが、ちょっとイタいけどね。

特に今回、小道具や設定は凝っているなぁ、と感心。本当に自然な配置でリアリティたっぷり。
これこれ!こういういかにも「作り話です」ってドラマは、うそ臭くならないようにキチンと脇を固めるのが成功の秘訣なのよ。

  • 新婚家庭のワイングラスのカットの模様
  • 独身者が引越し荷物に包装するペアの食器(しかも、ちゃんと海外赴任だから、業者のダンボールはFedexだった)
  • 部屋の主の趣味を彷彿とさせる家具
  • 収入に見合った部屋の間取りやファッションや食事内容(「たまに外食しようよー」と年下無収入彼氏に言われて、「やっぱり家で食べよう」)
  • 酔っ払って持って帰っちゃう幟(のぼり)が「ホッピー」

とか…ちょっと思い出すだけでもいくつもある。
おかげでやや紋切り型な展開も、かなり楽しんで見れて満足でした。
やっぱ録画撮っておけば良かったなぁ。タニショー爆笑ドラマってことで(笑)