海猿#3

なんだか嬉しい(笑)ツボシーンも有ったのだが、全体的にちょっと不満が有った回になった。
今までなかった陸の上の家族を描いていて、雰囲気が変わったせいもあるが、今までのリアリティさが若干薄らいだ感じ。
特に、下川(時任三郎…そう言えば、この人のドラマも久しぶり)の別れた妻の演技が、若干物足りなかったせいかもしれない。

常に死と隣り合わせで、公休日でも緊急出動が度々ある元夫。
「心配といつも居ない不満が募って、夫婦でいるのが辛くて離婚」って経緯だったんだろうけど、どうもただのつんけんしたヒステリー女にしか見えない。
「いっつも約束やぶったくせに」って、幼児じゃあるまいし…
だって、仕事なんだよ?しかも人命がかかわる。
そんなに危険度の伴わない仕事であっても、緊急時(極忙しい時)にヘロヘロ「君との約束の方大事だから…」なんてほざいて仕事を抜け出す男は、私ならぶん殴ってやりますわ。
私が古い世代(苦笑)だからかなぁ、仕事を無責任に放り出す最近の団塊ジュニア(とその子供世代)に違和感を感じるのは。
死ぬ程働けとは言わないけれど。
何だか、台詞と演技が通り一遍で、色々複雑な思いを経て離婚した女には、到底見えなかった。
職業も花屋って、イメージ先行。
離婚して子供を一人で育てる女が、軽々しく始められる商売ではない。
朝は早いし、夜は遅いし、かなりの汚れ仕事・肉体労働だし。
例えば、結婚していた頃からやっていたとか、実家だとか、何かちょっとそれらしく見える描写があれば納得できたのに(それは今までの回では、かなり細かく設定されていたと思う)。

通り過ぎる楽しそうな親子をうらやむ娘(そしてこれは環菜でも同じシチュエーション)だって、かなりステロタイプ
そもそも、そんなに優雅にプラプラしている大人(ちゃんと仕事を持っていて、家族を養っている)って、そう見えるだけで、どんな人も皆やっぱり仕事の現場は厳しいし、休みもなかなか取れない事も多いんじゃないかな、今時。
ま、娘を持つ母として別れたとは言え、父親の悪口、特に職業を貶めるような繰言はいけないんじゃないでしょうか?

…なーんて、またもや厳しく真面目に書いてしまいましたが、ツボは多かったですよぉ〜!!

●池澤妻(芳本美代子れいこさんのBDFDにもあったけど、演技がすごく良くて共感。動きも本当の妊婦っぽかったし。
●そしてもちろん、日常では夫を「まーくん」と呼ぶのがキュート。本気で照れる池澤トオル、むっちゃエエ〜。「あの事は誰にも言うな」って、病気のことじゃなくてこれだった!!
(あと、個人的に堺雅人♪をまーくんと呼ぶサカイスト友達がいるので、そっちの意味でも超ツボった)
●戸惑いつつ近寄る二人の仲。なんだかキスのシーンが本当に初々しくてちょっと感動。

「そして今週の裸シーンY
シャワー室で、またもや裸の付き合いの二人。
一番のツボは、腰に巻きつけたタオルで、股間を拭く仙崎伊藤英明っすよ!!
爆笑・大ウケして、再生してダンナに強制的に見せたら
「そりゃ拭くさ!」と苦笑されましたが。選り抜きシーン決定ですな。

ところで、また映画やるんですね→映画「海猿2」