時代屋訪問

神田神保町界隈の本屋の中でも異彩を放つ「時代屋」という本屋のファンの飲み会でした。
http://www.jidai-ya.com/
人生ほぼ初めてのオフ会。


最初は硬かった態度も、幹事さんとゲストの力量でぱあぁっと明るくなりました。
色々な時代と人にこだわりのある方々(笑)との交流、自分の視点以外のお話は、やはり楽しいですね。

目玉企画が「自分のオススメの単行本(勿論、歴史・時代分野)」を一冊、プレゼントにするというものでした。
書籍と言うのは、本当に自分の好みで固まってしまいがち。
でも、新しい発見が沢山あって、他人セレクトの本も面白いものです。

村上元三「次郎長三国志」

因みに、私が頂いたのは村上元三次郎長三国志」。

自分じゃ一生買わなかったであろう本ですが、いやー、面白い!!通勤時間が短くて、つまりません。
昔の版っぽく、小さい活字で二段組ってのもイイ感じです。

清水義範「開国ニッポン」「上野介の忠臣蔵」

そして私がオススメしたのは、清水義範「開国ニッポン」です。

開国ニッポン (集英社文庫)

開国ニッポン (集英社文庫)

鎖国しなかった」江戸時代の抱腹絶倒パロディ時代小説!
この作者らしいちょっと皮肉の効いた文体と、史実を知っているほど楽しめる深い内容が、大変に美味しいのです。
(そして、この本の後に同じ作者の「上野介の忠臣蔵」という、清冽で哀しい真面目な作品を読まれることを、いつも人に勧めています)
上野介の忠臣蔵 (文春文庫)

上野介の忠臣蔵 (文春文庫)


こういうオフなら、また行ってみたいですね。